日本人の腰痛人口は推定1000万人と言われています。
10人に1人が腰痛ということになります。
(厚生労働省「国民生活基礎調査」1998年)
そのうち、85%の腰痛は原因が分からないものと
言われています。
医療がここまで発達しているにも関わらず、
世間では、未だに原因さえも分かっていない腰痛。
なぜでしょうか?
私が考えるに
原因の1つは、診断方法にあると思います。
そのほとんどが画像診断だからです。
私は、腰痛のほとんどが
筋・筋膜由来の痛みと判断していますが・・
※もちろん、変形・変性・ヘルニアなどもあるで
しょうけど割合は少ないと思います。(多くても2割)
レントゲンはもちろん筋・筋膜の状態を把握できません
レントゲンやMRIなどの
画像に映らないものに原因があるのではないかと思います。
医学用語で筋肉由来の痛みを
「筋・筋膜痛症候群」(きん・きんまくつうしょうこうぐん)と言います。
名前もあって、お医者さんも筋肉が痛みや凝りの原因だと知っている。
痛みを出すような筋肉を
「筋硬結」「筋膜の短縮」「トリガーポイント」などと名前がついています。
しかし、
多くの整形外科などで、画像診断されている以上
筋肉は診断の対象になることが少なく
医学的な視点で、筋(筋膜)が軽視されているという現状があると考えます。