そもそも筋肉とは繊維状の筋細胞、「筋繊維」が束になった組織。
さらにこの筋繊維はコラーゲン、グリカンなどの生体成分からなる
「細胞外マトリックス」と呼ばれる結合・融合組織に包まれている。
体を動かすと筋細胞で発生した力がマトリックスに伝わり、
さらに腱(けん)に力が伝達され、関節を介して運動ができる仕組みだ。
「筋肉が柔らかい、硬いというのは筋細胞自体の硬さが変化するのでは
なく、細胞外マトリックスの成分が変化するということです」
一方、「筋肉は記憶を持っているため、昔運動をしていた人はかつての記憶が呼び起こされ、筋肉がつくられやすい。個人差はあるが、体を動かせば年齢に関係なく柔らかい筋肉に変えられる」(山田教授)とも。
だが、筋肉は常に動かしていないとすぐに硬く小さくなるため、継続が大事。
と実践女子大学大学院の山田茂教授は説明する。
皆さん、知ってましたか?