そもそも筋肉とは繊維状の筋細胞、「筋繊維」が束になった組織(図1)。さらにこの筋繊維はコラーゲン、グリカンなどの生体成分からなる「細胞外マトリックス」と呼ばれる結合・融合組織に包まれている。体を動かすと筋細胞で発生した力がマトリックスに伝わり、さらに腱(けん)に力が伝達され、関節を介して運動ができる仕組みだ。「筋肉が柔らかい、硬いというのは筋細胞自体の硬さが変化するのではなく、細胞外マトリックスの成分が変化するということです」
一方、「筋肉は記憶を持っているため、昔運動をしていた人はかつての記憶が呼び起こされ、筋肉がつくられやすい。個人差はあるが、体を動かせば年齢に関係なく柔らかい筋肉に変えられる」(山田教授)とも。
だが、筋肉は常に動かしていないとすぐに硬く小さくなるため、継続が大事。
と実践女子大学大学院の山田茂教授は説明する。
図1 運動によって筋繊維を束ねる細胞外マトリックスが、何度も「クラッシュアンドビルド」を繰り返していくことで、細胞外マトリックスがどんどん組成を変えていく。これが筋肉の柔軟性を高める役割を果たす
実践女子大学大学院の山田茂教授より
https://style.nikkei.com/article/DGXNASFK2800A_Y4A120C1000000/
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はやり硬くなるのは、運動で伸び縮みさせてないからですね!